・作品への登場の経緯

 当初、島さんの構想では、作品で堀田さんの部下になっている永峰祐樹砲術長が『キリシマ』砲雷長になる予定だったとのことですが、私が自分のブログで『とある士官と戦艦と地球防衛軍』(以下『とある~2199』と略す)を書き始めた頃と制作開始時期が重なったことで、永峰砲術長のキャラ掘り下げに使えると島さんが考えられたのが動画登場へのきっかけになったと記憶しております。
 私としては自分のキャラが動画化されるなど想像の埒外だったのですが、使っていただけるということで喜んで協力させていただきました。一応、製作者サイドということになっておりますが、私が行った作業は堀田さんが絡む部分の脚本と人物関係の設定のみで、大したことはしていません。それでクレジットしていただいたのは大変恐縮ですが、制作総責任者の島さんにこの場にて改めてお礼申し上げたく思います。

・動画以前の来歴

 自分のブログの記事に分散して書いてはあることなのですが、動画から入られた方に親切とはとても言えない説明になっていますので、簡単にキリシマ乗り組み前の堀田さんの来歴を書いておきます。

 2193年の第二次火星沖海戦(『とある~』シリーズの世界観でもFGT2199さんの動画の設定を使わせていただいています)に、駆逐艦『フユツキ』砲雷長として参加、その後、2198年の3月末まで国連宇宙軍士官候補生学校空間戦術科の教官を務めていました。動画の中で永峰砲術長が「教官」と呼ぶシーンがあるのは、彼も堀田さんの教え子の一人であるからです。
 2198年4月に『キリシマ』砲雷長に着任、メ号作戦時は着任からほぼ一年経過したことになります。その間、ガミラス軍との小競り合いがあったとすれば、その一連の戦闘に参加していたわけです。なお専攻は宙雷で、この設定は後述しますが島さんが動画の中で生かしてくださってます。

・動画内での行動に関して

1.敵艦隊への砲撃

 専攻は宙雷ですが、砲撃に関しても同期や時に部下からも学び、相応の腕を持っています。ガミラス艦に効果がないのは動画の通りですが、当ててはいるのでこの方面の力量もあると見てよいでしょう

2.負傷と『大和』の残骸

 堀田さんは『ヤマト計画』の一員という設定があります。古代守(ちなみに、こちらのほうが一年後輩にあたります)の下で砲雷長になる予定だったので、負傷した際に『大和』を思い浮かべたというのが真相です。それでも艦橋に留まって戦闘指揮を執ったのは、他に頼れるだけの人材が残っていなかったことと、責任感の強さが悪いほうへ出たということかもしれません。

3.『ユキカゼ』突撃援護と沖田との関係

 宙雷屋たる堀田さんの見せ場その1。この『ユキカゼ』突撃シーンはむらかわ版コミックからの描写です。『ユキカゼ』の進路をこじ開けるのに自らの宙雷の技術を生かしたわけですが、これは動画制作者の島さんが適切に描写してくださいました。
 また、これは私的な設定ですが、沖田さんは私は宙雷屋だと思っています(沖田戦法のような突撃戦法を行っていることなどから)。なので簡単な指示で沖田さんは済ませ、堀田さんもそれに即応しています。この辺りの意思疎通は同じ宙雷屋だからうまくできたものと認識しております。

4.撤退のための機動戦

 宙雷屋としての見せ場その2。この機動戦は原作2199本編で『キリシマ』が行ったものですが、これも宙雷屋という設定を島さんが生かしてくれました。

5.「古代は無事か?」と聞いた理由

 自分の負傷が死に至る可能性を覚悟しており、そうなればヤマトの戦闘部門は古代守に全て任せることになる。逆に言えば任せることができると信頼していたからこそ、彼が無事だったことを「よかった」と言っています。その後気絶してしまい、地球に戻るまで意識が戻りませんので『ユキカゼ』の最後を知ったときどう思ったか、私としても知る由もありません。

6.永峰砲術長を後任に指名した理由

 『キリシマ』には『2205』に登場する仁科、坂巻コンビが乗り組んでいますが、堀田さんはそのどちらでもなく永峰を自分の下の砲術長にし、自らの後任にも指名していました。これは永峰のほうが幹部候補生課程を経て入隊したため先述の二人より階級が高いという理由もあるのですが、仁科、坂巻の二人について「この二人は上下関係をつけるとうまくいかなくなる可能性がある」と堀田さんなりに見抜いてこの人事を山南艦長にごり押ししたという裏設定があります。プロ意識の強い仁科、坂巻コンビに対する対応としては適切ではなかったかと思っております。

・動画後の話と『海王星沖海戦』の堀田さん

 何とか一命をとりとめ、ヤマトに乗り損なった堀田さんのその後は、当ブログの『とある~2199』にある通りです。この作品は今回の動画に合わせて改訂を入れたいのですが、当面ちょっと時間がありませんのでしばらくお待ちいただければと思います。
 なお、YouTube版で紹介された島さんの続編『海王星沖海戦』にも堀田さんは登場します。どんな形で登場するかはお話できませんが、それなりに重要な役どころが回ってくると思われます。今回、自然な形で冥王星海戦2199で役目を全う出来たと思う堀田さんですが、次回作、あるいは拙作においてもどうぞ末永くよろしくお願いいたします。